スマホが重くなる原因は、おもに4つです。ストレージの空きが少ない、特定のアプリの不具合、電池や熱の問題、そして端末が古いことです。まず再起動し、次に空き容量、アップデート、最近入れたアプリを確認します。Googleは、1つ手順を試すたびに再起動して改善を確認するよう案内しています。原因を見分ける近道にもなります。
どんな「重さ」か見分ける
| 症状 | 考えられる原因 | 見る手順 |
|---|---|---|
| 全体が遅く、ストレージもいっぱい | 空き容量が少ない | 手順2 |
| アプリを入れてから遅くなった | 問題のあるアプリ | 手順7 |
| 特定のアプリだけ遅い | アプリが古い、データが肥大 | 手順3・5 |
| モバイルデータや弱いWi-Fiでだけ遅い | 回線の問題 | ネットワークを確認 |
| 本体が温かい・熱い | 熱による性能低下 | 電池と発熱の項目 |
| 古いiPhoneが突然電源が落ちる | 電池の性能管理 | 電池と発熱の項目 |
通信が原因の場合は、Googleは、ネットワーク設定を確認し、改善しなければ携帯会社や回線事業者に問い合わせるよう案内しています。
効果が出やすい8つの手順
1. 正しく再起動する
意外と電源を切らない人が多いです。iPhone X以降は、音量ボタンとサイドボタンを長押しして電源オフのスライダーを表示し、ドラッグして切り、30秒ほど待ってから起動します。Pixel 6以降は、電源ボタンと音量を上げるボタンを数秒押して「再起動」をタップします。Galaxyは、クイックパネルの電源アイコンから再起動します。
2. ストレージを空ける
Googleは、空きが10%を下回ると問題が出始めることがあると案内し、Appleは最低1GBは空けるよう案内しています。128GBの端末なら、10%はおよそ13GBです。iPhoneは、設定>一般>iPhoneストレージの「おすすめ」を確認します。「Appを取り除く」は、アプリ本体を消して書類とデータを残します。「Appを削除」は関連データも消します。Pixelは、設定>ストレージ>容量を空けるが使えます。Galaxyは、デバイスケアのストレージを開きます。
3. システムとアプリを更新する
iPhoneは、設定>一般>ソフトウェア・アップデートを、Wi-Fiと電源に接続して行います。先にバックアップを取ってください。Androidは、設定>システム>システムアップデートです。Google Playのアプリは、プロフィールアイコン>アプリとデバイスの管理>利用可能なアップデートから更新します。かなり古い機種では、最新OSが必ずしも快適とは限らないため、同じ機種を使う人の評判を見てから更新するのも手です。
4. バックグラウンドのアプリを見直す(全部閉じなくてよい)
iPhoneは、設定>一般>Appのバックグラウンド更新で、オフやWi-Fiのみにできます。Appleは、すべてのアプリを閉じても性能は上がらず、むしろ不必要にアプリを強制終了すると遅くなることがあると案内しています。反応しないアプリだけを終了します。Pixelでも、通常はアプリを閉じる必要はなく、反応しないアプリだけを強制終了します。
5. キャッシュを消す、肥大したアプリを入れ直す
Androidは、設定>アプリ>(アプリを選択)>ストレージとキャッシュ>「キャッシュを削除」です。Googleは、一時データが消えるため、次に開くときは遅くなることがあると案内しています。遅い特定のアプリに使う方法で、スマホ全体の高速化は期待しないでください。「ストレージを消去」は、アプリのデータをすべて消すので別物です。
6. アニメーションを減らす
iPhoneは、設定>アクセシビリティ>動きで「視差効果を減らす」をオンにします。Androidは、開発者向けオプションを表示(「ビルド番号」を7回タップ)し、ウィンドウアニメスケールなどを小さくします。変更前の値をメモしておきます。
7. 重くしているアプリを見つけて削除する
Googleの方法は、セーフモードで再起動して、ダウンロードしたアプリを一時的に無効にする方法です。それで軽くなるなら、アプリが原因の可能性があります。通常起動に戻して、最近入れたアプリを1つずつ削除し、そのたびに再起動して確認します。
日本では、携帯会社が最初から入れているアプリ(プリインストール)が多く、使わないものが背景で動いていることがあります。無効化できるものは無効化し、「スマホを高速化」をうたう掃除アプリは、広告や不要なアプリの誘導が目的のものもあるため、慎重に選んでください。Samsungは、偽の警告で別のアプリを入れさせる例を注意喚起しています。本体標準のストレージやメモリのツールで足ります。
8. 最終手段:初期化
初期化すると本体のデータがすべて消えるため、必ずバックアップを取ってから行います。方法はスマホのバックアップ方法を参照してください。その後は、本当に使うアプリだけを入れ直します。原因のアプリを入れ直すと、また重くなる可能性があります。
電池・発熱・年数でも重くなる
Appleは、高温や低温になるとiPhoneの動作が遅くなることがあると案内しています。低電力モードをオンにすると、性能が抑えられる場合があります。設定>バッテリー>バッテリーの状態で、交換を勧められることがあります。電池が劣化すると、突然の電源オフを防ぐために性能管理が働き、アプリの起動が遅くなったり、フレームレートが下がったりすることがあります。
買い替えを考える目安
- OSやセキュリティの更新が終了している。
- 初期化して必要なアプリだけにしても遅い。
- 突然電源が落ちる、電池の診断で交換を勧められる(まず電池交換のほうが安いことが多い)。
パソコンが遅い場合は、パソコンが重いときの対処法を確認してください。
手順やメニュー名は、機種・OSのバージョン・契約先によって異なります。最新の表示は各社の公式ヘルプでご確認ください。
よくある質問
スマホが急に重くなったのはなぜですか?
空き容量の不足、最近入れたアプリ、未適用のアップデート、発熱、電池の劣化などが考えられます。再起動し、空き容量と最近入れたアプリを確認してください。
キャッシュを消すと速くなりますか?
特定のアプリには効果がありますが、スマホ全体の高速化にはなりません。Googleは、一時データが消えるため次に開くときは遅くなることがあると案内しています。
初期化すると軽くなりますか?
軽くなることが多いですが、データがすべて消えるので、必ずバックアップを取ってから行ってください。
高速化アプリや掃除アプリは効果がありますか?
慎重に選んでください。偽の警告で別のアプリを入れさせるものもあり、標準のストレージ・メモリ管理で足ります。
参考情報: Androidヘルプ:遅いAndroidデバイスを高速化する · Pixelヘルプ:Pixelが遅いときの対処 · Appleサポート:iPhoneの動作が遅いとき · Appleサポート:ストレージの空き容量を確認する · Appleサポート:iPhoneのバッテリーとパフォーマンス · Android Developers(英語):開発者向けオプション · Samsung(英語):Galaxyの動作が遅いとき



